ASUS ROG Flow Z13はAMDのRyzen AI Max+ 395を搭載した最初のノートPCで、2026年10月の時点でも基準となる存在です。着脱式キーボードを備えた13.4インチのWindowsタブレットですが、中身は当サイトで扱っているGMKtec EVO-X2などのStrix HaloミニPCと同じチップです。16基のZen 5コア、40基のコンピュートユニットを持つRadeon 8060S、そしてGPUと共有できる最大128GBのユニファイドメモリを備えます。そのため、持ち運べるゲーミングマシンであると同時に、大規模なローカルAIモデルを読み込める数少ないノートPCのひとつでもあります。

本記事は、米国で購入できるRyzen AI Max+ 395搭載ノートPCのベストを紹介する4本シリーズの1本目です。なお、AMDの新しいRyzen AI Max+ PRO 495が今月から主に高価なワークステーションで登場し始めているため、395はもはやAMDの最新チップではありません。

ASUS ROG Flow Z13のスペック

ASUS ROG Flow Z13(2025、GZ302EA)
プロセッサRyzen AI Max+ 395(16C/32T)またはRyzen AI Max 390(12C)
グラフィックスRadeon 8060S、40 CU(390は8050S、32 CU)
メモリ32、64、128GB LPDDR5X-8000、オンボード
ストレージ1TBまたは2TB
ディスプレイ13.4インチ 2560x1600 IPSタッチ、180Hz、3ms、約500 nits
バッテリー70Wh
重量1.24 kg(タブレット)、キーボード装着時1.63 kg
ポートUSB4 Type-C × 2、USB-A 3.2、HDMI 2.1、microSD、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4

パフォーマンス

UltrabookReviewはZ13の各電力モードで計測しています。Turbo(60W)では約45 dBAでCinebench R23マルチコア27,562、Manualモード(80W)では31,980に達しました。**Silentモード(35W)**では35 dBA未満に収まりながら、21,714を記録しています。

このモデルを特別にしているのはグラフィックスです。Notebookcheckのレビューの見出しは、Radeon 8060Sがゲームで**「RTX 4070 Laptopと互角」**だとしています。ネイティブ解像度2560x1600、TurboモードでのUltrabookReviewの数値は次のとおりです。

  • 3DMark Time Spy: 9,836
  • The Witcher 3、Ultra: 80 fps
  • Far Cry 6、Ultra: 63 fps
  • Cyberpunk 2077、Ultra(FSR使用): 54 fps

ローカルAI用途なら注目すべきは128GBモデルです。ユニファイドメモリにより、GPUはノートPC向けグラフィックスカードのVRAMをはるかに超える容量を使えるため、70Bクラスのモデルや大規模なMixture-of-Expertsモデルもメモリに収まります。

バッテリーと温度

UltrabookReviewの計測では、Silentモードでのテキスト作業や動画視聴が9〜10時間、バッテリー駆動でのゲームが約1時間でした。温度はTurboで75〜80°C、Manualモードで85〜90°Cに達しました。

2026年10月の価格

Z13の価格は発売時の$2,299から大きく下がっています。2026年10月10日時点で、Amazon(Amazon販売)では395、32GB、1TBモデルが$1,971.00、ASUS自身が出品する128GBモデル(GZ302EA-XS99)が**$3,299.99**でした。PC Guideは9月下旬に64GBモデルが$2,476.58になったセールを報じています。

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長所と短所

長所

  • 13インチ級デバイスで最速の内蔵グラフィックス
  • ローカルAI向けに最大128GBのメモリ
  • 180Hz画面と上質な金属製筐体
  • Silentモードでは非常に静か

短所

  • 膝の上では使いにくく、キーボードを付けるとタブレットとしては重い
  • 画面はOLEDではなくIPS。スピーカーとWebカメラが弱い
  • HotHardwareによると充電コネクタが独自形状
  • キーボードに右Ctrlキーとプリントスクリーンキーがない

どんな人に向いているか

最小のデバイスで最大のGPU性能を求め、キーボードカバー付きのタブレットという形に抵抗のないゲーマーやローカルAI愛好家に向いています。$2,000を切る32GBモデルは強力なモバイルゲーミングマシンで、128GBモデルは大規模モデルをデスクから離れて動かしたい人向けです。一般的なクラムシェル型ノートPCやOLED画面を好むなら、ほかのRyzen AI Max+ 395搭載ノートPCを扱う次回以降の記事をお読みください。関連記事:ASUS ProArt PX13、HP ZBook Ultra 14 G1a。

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